HOME >> 肩こりのしくみ
皆さんは、肩こりにお悩みですか?お悩みの人はきっと多いことでしょう。
そもそも、どうして人間は肩こりに悩むようになってしまったと思いますか?
それは意外な所に根本的な理由があり、人間が直立2足歩行をはじめたときからの宿命とさえいわれています。
よく考えると納得ですが、人間の腕は体の他の部分と比較すると少し違いがあるといえます。
人間の腕は、体の全体が関節でつながっている他の各部位とは違って、筋肉だけでぶら下がっているという特徴のある作りになっています。
このため、肩の筋肉は非常に疲れやすく、立って歩くだけで肩がこってしまいます。
2足歩行の人間にとっては普通に生活しているだけで、肩こりになる要素を持ち備えているのです。
さらに、人間の頭の重さは4〜5kgもあり、その重い頭を支えている首や、首の動きに対応して動く背中など、
肩のまわりの筋肉は常に重労働をしている状態なので、肩だけではなく、その他の部分にも影響を与えてしまいます。
人間が2足歩行できるのは、背骨の形に秘密があります。
人間の背骨は、実は頭から腰の辺りまで、つまりは、頭蓋骨の下から骨盤までつながっています。
そして「頸椎(けいつい)」「胸椎(きょうつい)」「腰椎(ようつい)」という3つの部分にに分けられます。
これらの骨は、それぞれが一直線に連結しているのではなく、から見ると「ゆるやかなS字カーブ」
を描いています。
このカーブを「生理的彎曲(わんきょく)」と言い、この背骨の形により人間は2足歩行ができるのです。
子供の頃、モアレ検査を学校で受けたことありますか?
受けたことのある人は、お分かりだと思いますが、あれはこの「生理的彎曲(わんきょく)」の具合を検査してたんですね。
「頸椎(けいつい)」「胸椎(きょうつい)」「腰椎(ようつい)」の3つの部分の中で、頸椎(けいつい)の特徴は、
胸椎(きょうつい)や腰椎(ようつい)にくらべて、前後左右・ねじるなど、可動域(動く範囲)が大きい部位です。
可動域が大きいのと同時に、先ほども述べましたが、人間の成人では、3kg〜4kgもある重い頭部を支えるという役目も担っています。
この重い頭部を支えながら、前後左右・ねじるなどの動作をしなくてはならないのですから、頸椎には絶えず負担がかかり続け、
その結果、頸椎を支える特定の筋肉に疲労が生じ肩こりを引き起こすのも当然ですよね?
肩関節も、頸椎(けいつい)同様に負担がかかる役割をになっています。
肩関節は、それぞれ左右7つの関節が連動しており、様々なバリエーションで大きい動きをします。
皆さん自身も、日常生活の中で意識してみると、いかに肩関節を動かしているか気づくと思います。
そして、頸椎(けいつい)同様に、重い「腕」をささえながら様々な動きする結果、五十肩など肩関節の故障を引き起こすのです。
実は、肩にはこんな負担がかかっていたのです。
一体どのくらいの人が肩こりに悩んでいるかが、分かるデータがあります。
2001年に厚生労働省が行った国民生活基礎調査によると、女性の場合は自覚のある症状の第1位に肩こりがあげられ、男性の場合でも第3位にあげられています。
そのため、日本人の男性の90%、女性の95%が肩こりの経験者だと言えるそうです。感じ方は人それぞれであっても、ほとんどの成人が経験しているということになりますから、いかに悩んでいる人が多いか分かります。
肩こりで悩まない人の方が珍しいと言えますね。
日本では肩こりを訴える人が多いように感じますが、肩こりには国際間の違いはあるのでしょうか?
実は欧米人に比べて、日本人は肩こりを訴える人がとてもおおく、肩こり症民族ともいわれています。
平均的に日本人はきゃしゃな骨格の人が多いので、首と頭のバランスが悪く、首や肩のまわりの筋肉に負担がかかりやすいからだといわれているんです。
ただでさえ、首や肩まわりに負担がかかる構造なのに、日本人の体系はさらにそれを悪化させてしまっているのです。